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AZ-305 を受けてきた感想と学び

少し前にAZ-305を受けたので、その記録

少し前にAZ-305を受けました。

スコアは 800 点ちょっとでした(合格ラインは 700 点)。 手応えは「思ったほど取れなかった」という感じで、合格できた気があまりしません。 もう一度 Azure 公式の学習コンテンツを復習する予定です。 試験中は MS Learn を使えたので、900 点くらいは行けそうだと期待していました。 ですが全然届かず、結構ショックです。

あとからセクション別スコアを見直すと、点数が伸びなかったのはビジネス継続性(Business Continuity)の領域でした。 つまり高可用性(HA)や災害対策(DR)など、非機能要件の設計力が不足していたということです。 機能要件ももちろん大事ですが、非機能の設計ができないのは致命的です。 ちょっと辛い。 実際、HA や DR は実務経験が薄すぎるので、しっかり補強すべき分野だと反省しています。

試験概要#

  • 試験時間:150 分
  • 出題数:55 問程度(ケーススタディと選択問題が中心)
  • 出題形式:ケーススタディ、単一選択、複数選択
  • 後戻りできない問題が一部ある

試験勉強#

大体休日にまったりMS Learnをベースにやってました。

  • 学習期間:1ヶ月以上
  • 学習ペース:休日+平日ちまちま
  • 学習方法:MS Learn を一通り読んで、Claude と一緒に手を動かしながら進めた
    • ライセンスが必要なものは手を動かせなかったので諦めるか、Sandbox で代替できるものはそちらを活用

Udemyにあるような問題は解いてません。 試験問題を解くより手を動かした方が楽しいので。

使用した教材・参考リソース#

  • Microsoft Learn(ラーニングパス・モジュールを一通り読了)
  • ハンズオン・ラボ(Azure Portal や CLI を実際に触って確認)
  • ブログ・Qiita 記事
  • Claude(学習中のチートシート作成などに利用)

実際の試験について#

試験へのチェックインとプロクターについて#

Google Cloud の試験と比べると、部屋の確認手順や監視の厳しさが数段上です。 OnVueはかなり厳格です。 プロクターとのチャットまでのプロセスは同じですが、その後実際にプロクターが部屋を確認する作業が長くてどうしても比較してしまいます。

机の下も確認されますし、机の手前側に傷隠しのためのマスキングテープを5cmほど貼っているのですがそれも確認されました。 カメラの位置が低いので台として透明なクリアケースを使っているのですがそれまで確認されるという徹底っぷりでした。 解像度はある程度高めのカメラを使うことをおすすめします。

横にものがある場合は手が届かない場所にあることを証明する必要があります。 カメラを持って手を伸ばして、それが届いてないことを映さなければなりません。

また、会話についてもプロクターとのチャットが開始される前の段階から監視されていますし、動作も監視されています。 待ち行列に並んでいる間に妙な動作をしていると突っ込まれ、私は以下2点がありました。

  • 独り言で「胸が苦しい」(実際少々体調が悪かった)と言ったら聞こえていたらしく、チャット画面移動後に「リスケジュールしますか?」と気を遣ってくれて提案してくれた。
  • 鼻を噛んでティッシュを使ったら、部屋の確認時に「先ほど利用したティッシュの箱の場所について見せてもらえますか?」と言われた。
    • これと合わせて、ティッシュ使いますか?使うなら机の上に必要枚数だけ出してください、と言われた。

という感じです。 余計なことはせずに座して待ちましょう。

プロクターとのチャットが始まるとすぐに通話モードになります。 プロクターの声が聞こえる必要があるので、スピーカーの音は上げておきましょう。 日本語ネイティブの方ではなかったことと相手のマイクの問題もあると思うのですが、スピーカーの音が小さかったりすると少し聞き取りづらいことはあると思うので、こもらないスピーカーがいいかなと思います。

通話している状態で色々と指示を受けますので、ちゃんと指示を聞いて対応すれば特に問題ありません。

試験本体#

試験には「聞いたことあるけど詳細まで調べてないな」という用語がちらほら出てきました。 特に、普段の業務ではあまり触れない以下の分野は事前に確認しておくと良さそうです。

  • これまでに触れたことがないサービス・ツールの存在(Azure 上でしか見かけないものも多い)
  • SQL Server 関連サービスとその構成要素
  • Azure Backup まわりのエージェント構成
  • AD DS と Entra ID(旧 Azure AD)関連サービスの違いと使い分け
  • データ共有(Azure Data Share など。オンプレや他プロジェクトとのデータ共有の設計を確認しておくと良い)

そのまま出るわけではないですが、内容としてあんまり覚えてないので少し詰めておけば、と思ったのは以下です。

  • それぞれのSKUが担保している可用性
  • オンプレ含めた環境でのクラウド設計、オンプレがある場合にどういう設計を選ぶか、非機能としてはどういうケースを想定すべきか
  • AD周り。AzureはADとEntraに強みがありますから、それぞれどういうサービスがどういう機能を持っていて、どういうユースケースで使われるかをちゃんと洗い出しておくこと

当たり前ではあるのですが、可用性を考慮した設計や、Azure特有のサービスのSKU/プランの選択は重点的に問われる分野です。 SKU/プランの選び方は実務では念入りに調べて選ぶものなので、試験中もMS Learnに頼ってしまって構わないと思います。 覚えること自体に意味があるわけではなく(実務では機能・非機能を横に並べて比較する)、試験中に調べられるので十分です。 よほど勉強不足でなければ間に合います。

内容としては、ケーススタディと選択問題が中心の構成でした。 クラウドの試験ではありますが、ExpressRoute/AD/SQL周りのオンプレ関連の設計もしっかり見ておくと幸せかもしれません。


試験時に気を付けることについて#

MS Learn の使い方 3年前にAZ-104を受けてからAzureの試験を受けていなかったのですが仕様が変わったようです。

試験中にはMS Learnを使えるようになっています。 そのためある意味教科書持ち込みができます(MSのドメイン以外はLearn内にリンクがあったとしても接続はできません)。

それを知らずにあとから調べたのですが、Qiitaに書いてくれていた方がいました。

なのでMS Learnを活用できるかが肝になってくるので、一読しておくとよいです。

一つ大きな問題として、検索はできても Ctrl + F or Cmd + F は使えないので、キーワードで引っかけられたとしてもその場所に辿り着くまでに時間がかかります。 検索の性能がお世辞にもいいとはいえないので、右側のフィルタで検索したいサービスを絞り込む方が該当のドキュメントが見つかりやすかったです。 これは1つのtipsでしょうか。 MSは英語と日本語の翻訳が結構きつくて、英語だと出るけど日本語だと出ない、というケースがあります。 これはAzureのコンソールでも同じ問題があって、「コンテナー」と調べるか「Container」で調べるかで結果が違うということがあります。 ぶっちゃけ検索時には日本語をおすすめしません。 基本英語で検索してそのページを日本語に翻訳するのがいいかなと思います。

公式ドキュメントはこちらです。

Mac 特有の問題 私はMacで受験したのですが右上の通知が残っていても試験が開始できるようです。 ただ、そのままOnVueブラウザを開いてロックモードになると通知センターが消せません。 消せないと右上に時間が表示されるために通知で全部隠れてしまって見えずに苦しんだので、消してからが良いかと思います。 (仕方ないので待っていましたが、5分前には「5分前です」というダイアログが出ます)

アカウントを分けること

当たり前かもしれませんが、試験を受ける時には試験用のアカウントをコンピュータ内に別で作っておきましょう。 普段使っているアカウントはバックグラウンドで何かしらがたくさん動いていますし、OnVueが起動しない・正常に動作しない、ということがあります。 そういったことを避けるにはまっさらなパソコンを使いましょう。

また公式で言われていますが、会社NWや会社のパソコンで受験することはおすすめされていません。 いろんなものがブロックされているケースもありますし、個人的にもわざわざ選択する必要性を感じないので、それしか選択肢がないというケースがない限りでは別垢、もしくはオンサイト試験でテストセンターを選択する方がベターかと思います。